今回は備忘録も兼ねてちょくちょく使うadbのコマンドをまとめてみました。
スクリーンショット
画面キャプチャを取得するアレですね。電源ボタンと音量↓ボタンの同時押しで撮ってもよいのですが、ブログ掲載用に沢山取得する場合は面倒なのでコレを利用しています。
[csharp]adb shell screencap "filename"[/csharp]
filenameには保存時のファイル名を指定します。実行例は↓のような感じで -p はPNG形式で保存するオプションです。
[csharp]adb shell screencap -p "/sdcard/screenShot.png"[/csharp]
また、上述のような使い方で大量に撮る場合は以下の記事で紹介しているようなバッチファイルにしておくと非常に便利です。
アプリインストール
[csharp]adb install path_to_apk[/csharp]
アプリケーションのインストールです。こちらも端末上でファイラーから行ってもよいですが、apkファイルがPC上にあると面倒なのでこいつで。実行例は↓
[csharp]adb install -r E:\works\yy_tmp\testApp.apk[/csharp]
-r オプションは上書きインストールで、インストール済みであっても上書きしてくれます。
Oculus Goのように通常の方法でインストールが行えない端末で使われたりもしますね。
アプリアンインストール
[csharp]adb uninstall packageName[/csharp]
前述のインストールで入れたアプリを消す際などに。指定するのはアプリ名ではなく、パッケージ名なので注意。パッケージ名はGoogle PlayのアプリページのURLパラメータで確認することができます。自作や野良アプリの場合は、、、adb shell pm list packages -f | findstr 〇〇 などで調べませう。
[csharp]adb uninstall -k jp.co.hit_point.nekoatsume[/csharp]
-k オプションを付けるとデータは残しておいてくれるので、再インストールした時に以前の状態から使用できます。
ファイルやり取り
[csharp]adb pull "remote" "local"
adb push "local" "remote"[/csharp]
- remote => 接続している端末上のファイルパス
- local => 接続元のPC上のファイルパス
ファイルをPCから端末に送ったり、逆に端末のファイルをPC上に持ってきたりします。というかコピーですね。pullが持ってきてpushが持っていく。
取得したスクリーンショットをPCに持ってきたり、APKファイルを端末に送ってインストールしたりとかそういう使い方が便利。実行例は↓
[csharp]adb pull /sdcard/screenCap.png c:\work\captures\20180922.png
adb push c:\work\apks\testApp.apk /sdcard/apk/testApp.apk[/csharp]
タップイベント送信
[csharp]adb shell input touchscreen tap x y[/csharp]
xとyはタップ位置の座標。
画面をタップしたというイベントを発生させます。画面が壊れた時や処理の自動化を行う時などに。
Oculus GoにインストールしたVRアプリをこれで操作したり、自動キャプチャソフト作るのに使ったりしました。結構便利です。
[csharp]adb shell input touchscreen tap 200 500[/csharp]
スワイプイベント送信
[csharp]adb shell input swipe x1 y1 x2 y2[/csharp]
X1Y1が開始位置の座標で2のほうが終了位置の座標。
こちらも画面をスワイプしたというイベントを発生させます。タップと合わせて自動化などにどぞー。
[csharp]adb shell input swipe 10 400 500 400[/csharp]
デバイス接続確認
[csharp]adb devices[/csharp]
現在PCと接続されているデバイスを確認できます。PCのエクスプローラーからOculus Goのストレージが認識されない時にこいつを叩くと何故か認識されたり。。
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