今回はサイトテンプレートについての解説です。サイトテンプレートって何なの?というお話からちょっと便利な使い方についてまで説明していきます。
サイトテンプレートとは
サイトテンプレートというのはサイトを作るための雛形です。そのまんまですね。
あるサイトを作成した時、そのサイトとそっくりなサイトを作りたくなった。そんな時にサイトをテンプレートとして保存しておき、テンプレートを元に同じ作りのサイトを作ることができます。
webパーツの種類や配置などの情報や、リストやライブラリ、サイトページなどをテンプレートに含めることが可能で、それらをそっくりそのまま持った新しいサイトを作成できます。
また、コンテンツを含めることもできますので、画像やマスタリストの情報なども含めることが可能です。
コンテンツもOK
コンテンツもサイトテンプレートに含めることができます。
コンテンツというのはリストやライブラリのアイテムであったり、アイコンや背景に使っている画像、独自に設定しているCSSファイルやjavascriptのファイルなどです。これらをテンプレートに含めておけば配置や構成だけではなく、見た目や機能も同一のサイトを作成することができます。
ちなみにコンテンツを含める場合には制限があり、50MBだかしか含めることができません。ですので運用中のサイトのデータまるごと移行したい、というような場合はテンプレートでは対応不可です。その場合はShareGateやDocAveなどのツールを使いましょう。(ちょっと高いけど。。
どう使うの?
ではどのような場面でこれらを使うのでしょうか。例を見ていきましょう。
ポータルサイト構築
会社のポータルサイトの構築などでよく使われます。
よくあるパターンとして部署や支店ごとに1サイトを作成し、それらのサイト構成が同じというパターン。そんな時にひとつだけサイトを作りこみ、テンプレートを作成します。そのテンプレートをもとに必要な数だけサイトとして展開していきます。
すると一々サイトひとつひとつ作る必要がなくなり、大きな工数削減となります。また、作業が経ると言うことはミスなども減るということです。
その他、サイト構成やデザインが若干異なる場合でも、共通化できる部分のみをテンプレート化し、差異のある部分のみを手作業で作成するということもあります。
バックアップ代わりに
構築中のサイトをテンプレート化しておけば簡易バックアップとして使うこともできます。
ちょっとミスをしてwebパーツの配置がグチャグチャになってしまった、、、そんな時にテンプレートを基にして再作成することも簡単にできます。
サイト移行に
テンプレートはエクスポートやインポートが容易に行えるように設計されています。これを利用して開発環境から本番環境へサイトの移行を行う、という使い方も可能です。逆に本番環境のサイトをテンプレート化しておき、それを基に開発環境の整備を行うこともできます。
※コンテンツが多い(50MB↑)と移行できませんので、コンテンツ部分は手作業で移行する必要があります。
まとめ
サイトテンプレートというのはサイトの雛形であり、サイトコピーの簡易化も行えるという便利な代物です。
是非とも使いこなして仕事で楽をしましょう!
コメント